三平くん!に使用した色
使用色も合わせると長くなりそうでしたので、今回は使用色と色を作る手順を書いていきます!
色は地の色(固有色)とカゲ色をそれぞれつくりました。
肌色は安全対策でほかの色より多めに作りました。もう一度同じ色を作るとなると面倒だったり再現し辛い上、毎度お茶パックで濾すことになりますので多めに作ってもいいかと思います。
また、白色はよく使いますので、大きいチューブを買っておくと一々買いなおさなくて済みます。
()内はカラーインデックスネーム
■肌の色
ホワイト(PW6)
ライトオレンジ(PW6・PY184・PO73)
トランスペアレント ブラウン アイアン オキサイト(PR101)
トランスペアレント ピロール オレンジ(PO71)ごく少量
カゲ色はトランスペアレント ブラウン アイアン オキサイトの量を増やします。
■髪の毛
バーント アンバー(PBr7)
トランスペアレント ピロール オレンジ(PO71)少量
ジェット ブラック(PBk1)ごく少量
カゲ色は(PBk1)を足してください。足しすぎ禁物
乗算ぬりがうまいことできたらカゲ色いらないかもしれません。
■顔周り
アイペイント(眉毛・アイライン・黒目部分共通)
下書き:トランスペアレント ピロール オレンジ(PO71)
上書き:バーント アンバー(PBr7)
トランスペアレント ピロール オレンジ(PO71)
ジェット ブラック(PBk1)ごく少量
白目部分・歯:ホワイト(PW6)
(歯は筆で薄~くした灰黄土をカゲ色として塗っているので完全な白でしあげていません)
★白目部分は落ち影を施していません。
■ムギワラ帽・ムギワラ帽紐・ワラジ
イエローオキサイト(PY42)
トランスペアレント ブラウン アイアン オキサイト(PR101)
カゲ色はPR101を足します。
■半そでシャツ
ホワイト(PW6)
セルリアン ブルー ディープ(PB36)
ナフソール レッド ミディアム(PR170)
赤紫をつくってから白に少しづつ足していって調子を見てください。
カゲ色はセルリアン ブルー ディープの方を増やしてます。
■Gパン
セルリアン ブルー ディープ(PB36)
Gパンはカゲになるところから塗っていき、あとは全体を吹くようにしました。
そうするとカゲのとこだけ濃くなるように仕上がります。
全体を吹くとき、立体を意識して吹きましょう。
この色はカゲ色を作っていません。(いい感じのカゲ色が作れなかったため)
■インナー
ナフソール レッド ミディアム(PR170)
トランスペアレント ピロール オレンジ(PO71)ごく少量
カゲ色にはPB36をごく少量まぜます。
インナーもGパンと同様の塗り方をします(乗算ぬり)。
■竿袋
セルリアン ブルー ディープ(PB36)
キナクリドン スカーレット(PR209)
カゲ色は(PB36)多めで。
■竿袋紐
ホワイト(PW6)に竿袋の色を足します。
色を作る手順
①紙パレット等に少量の絵具を出してサンプル色を作る
いきなり塗装する量をつくると失敗したときもったいないので。。
②サンプル色を白い紙に塗り、乾燥した色の状態を見る
↑こんな感じ。インナーの色は〇で囲ったのが採用色ですね。
この時につやがあったり、透明度があったりするのを確認できますのでしっかり観察しましょう。
③サンプル色の比率を元に塗装用の量をマヨカップにつくる
マヨカップにつくるとき、絵具同士を混ぜ切ってOKな色になった後水をたしてよく混ぜましょう。
個人的にですが、U-35は水を足した後の調色がし辛い気がします。
ほんとによく混ぜないと水とまざりません。
混ぜるときは平筆を使いました。混ぜるだけですが毛の抜けにくい筆がいいと思います。
水と絵の具を混ぜた時の粘度は牛乳くらいの粘度です。
カップ内で希釈した絵の具をくゆらせた跡を見て判断してください。
エアブラシ時出にくいようでしたらペンチングソルベントを追加して調子を見ます。
…という感じで、今回は使用色と色の作り方手順をかいていきました。
色は基本チューブ出し(瓶生という意味)できれいなのがあるので、通販でなく実際画材店に出向き色を選んでくださいね。
あと、色を使いまわすことによって統一感が出るかなと思います(三平くんの色合いに限ったはなしかもしれませんが)。
次回は、いよいよエアブラシでアクリルガッシュを使うときの動作とかを書きますので宜しくお願い致します。
超絶修羅場だったので、塗装中の写真はほとんどなくてすみません。。。!
使えそうなのがあれば、のせようとおもいます。