TSCドロシーの組み立て方 ②ゲート処理~表面処理
前回は画像がなかったのがさみしかったので今回は画像つきです。
ゲート処理~表面処理をご紹介したいと思います。この作業がおわればいよいよ塗装です。
ガレージキットの組み立ては工程が多いのでぼちぼち進めていってくださればとおもいます。
④ゲート処理
ゲートとはキットを複製する際に必要な部位です。(ガンプラでいうランナー?)
キットの組み立ての際は不要な部分ですのでデザインナイフで削り取ります。
大まかなゲートはニッパーで切取り、短いゲートはデザインナイフで薄くけずりとります。
削った後はペーパーで表面を慣らします。
用意するもの:ニッパー、デザインナイフ、紙やすり
~ニッパー~
ニッパーは安いものから高いものまでいろいろあります。
私は長いことプラスチックニッパーという安いのを使ってましたが壊れてしまったので(7年くらい使いました)今はミネシマのものをつかっています。
金属線用ニッパーは次の工程で行う際に使います。軽い力で真鍮線が切断できるのであると便利です。
⑤軸打ち(仮組み)
パーツ同士の接合を強化するために真鍮線やアルミ線を通す作業です。
この工程に関してはこちらのサイト様が詳しくかいておられますので是非ごらんになってください!
素早く簡単!ぴったりハマる!ガレージキットの軸打ち法 | G-MODELING.INFO
結構軸打ち苦手なんですが、この方法を知って大変助かっております。
記事にはシリンジが使用されていますがわたしは代わりにマチ針をつかってシアノンをながしてます。
軸うちがおわると自然と仮組みができるとおもいますので、組み立てた際パーツ同士に隙間ができたところなどをパテで補正します。
⑥表面処理
パーツの表面をスポンジやすりや紙やすりで削り、磨く作業です。
また複製時にできた気泡や、ゲート処理時に欠けたりした部分を修正したりします。
パーツにはパーティングラインという複製時に型と型のと合わせ目のことを言います。
完成時に見栄えが悪くなりますのでこの工程で消していきます。
わたしの使っているやすりです。②④はあると便利ですがなくても大丈夫です。
③の紙やすり(#360)でパーティングラインを消した後、①のスポンジやすりでパーツ全体を磨いていきます。
入り組んだところや狭いところはやすりを小さくカットし、⑤をつかって磨きます。
段々とやすりの番数をあげて表面を磨いていきます。
番手を変える毎に歯ブラシで水洗いして磨きカスや研磨粒子を洗い流します。
展示完成品での工程
①のスポンジやすりを全体にかける→水洗い→②アラメでもう一度全体を磨く→水洗い→肌パーツは④(#400)までかける
こんな感じです。時間がなかったので細かいところ(☆とか)は①がかする程度しかしてません…。この後のパーツ洗浄できっちり油分がおちていればプライマーがのりますので塗装のはじきがありません。
表面処理苦手な方は上記の方法でも大丈夫かとおもいますが、きれいに仕上げたい方やエアブラシで仕上げる方は#600~#800まで磨いた方がよいです。
⑦洗浄
表面処理がすべて終了したら台所用中性洗剤でパーツを洗っていきます。
洗い終わったら乾燥させます。
一番時間を割く工程ですが、嫌にならない間隔で作業していってもらえればとおもいます。
次回はプライマーから塗装をご紹介いたします。