エィスができるまで!!
はい!タイトル通り、WF2020冬で発表したエィスがどんな感じで造られたかを今回は書いていきます~。ちょっと長めの記事です。
今まではニューファンドを原型に使っていましたが、デジタルに興味をもったので前回ワンフェスの売り上げでZbrushを導入しました。これもひとえにキットを購入していただいた方々のおかげです!誠にありがとうございます。
Zbrush、よく粘土をこねるように…なんて紹介されてますけど自分的にはまっったくそんなことなくて、絵を描く感覚に近いとおもいます。だってZブ・ラ・シですもんねぇ。
粘土は、もっと感覚や指の言う事聞いてくれるので全然違います。先入観アカンです。
ZbrushのHowTo本で勉強しながら、本申請にむけてデータつくってできたのが↓。(9/3~10/26)
…なんか自分のイメージとけっこう違うぞと思いながらもいったん全部造りました。
どこが自分の中のイメージと違うか、ズレをあぶりださないことには改善できないんで情けない悔しさを胸に造りなおしへ。指先で触れられない分、凹凸が掴みにくかったです。
画面上ではいい感じに陰影がつくため、実際に出力されたときの凹凸がどんなもんか見たかったのでFDMプリンターで仮出力してもらいました。(11/11)
もっこりは気にしちゃいけません。仮盛りしすぎてなおさなかっただけなので…。
ちなみにペンタブは写真に写ってるやつを現役で使ってます。Win10でもフツーに使えます。。。PC自体は去年の5月にパソコン工房で買ったゲーミングPCです。
仮出用に分割するのが最初は苦戦しましたが今は大丈夫!になりました。
これをもとに強弱やら大きさをどうしたらいいかの目安ができました。仮出力大事です。
で、素体から造りなおして自分の中のイメージに近づくように改善↓(11月末)
髪の毛清書しているところ↓(顔とかも修正しながらやってました)
原型にする本出力はDMMのForm2で発注しました。(12/18)
プリント用データの用意に1週間以上かかってしまいましたので結構な痛手です。
DMMはデータのここが薄すぎるとかちゃんと丁寧に教えてくれます。直しきれなかった毛先の薄いとこは再現率の低下と破損に同意して出力してもらいました。
結果、輸送時やゲート処理中に破損はおきなかったものの、再現率の低下は著しかったです。勉強になりました。
出力されたもの↓。(12/27)
おお!スゲ~~ってなりました。こうやって出力されるのね…と。サポートの迫力がすごいです。
パーツの配置はDMM側が出力しやすいように向きが変わっていました。
左手前はジョージの顔パーツです。あと、データ受理されてから到着まで9日かかりました。。
前髪の動きの違う部分と肩章・ネクタイは出力のDMM用の厚みに達しなかったので、パテで造りましたが髪と肩章は別パーツにせずデータのときに一体化すればよかったと反省しました…。
毛先の修正などをしている様子。年末年始の頃です。
表面処理をして複製を依頼し(1/6)、テストショットを組んだのが↓。(1/23)
塗装開始したのが(1/27位?)
眼かきはじめたところ(2/2)
トップコートを乾燥させているところ↓。(2/7)
金色の部分は筆塗りしたので2/7の23時~2/8の3時くらいで、パステルで仕上げしていたのが4時まで、さっさと写真撮って風呂に入って東京にむけて家をでたのが2/8の6時ですね。。。
出発ギリギリまで準備しておりましたが、家で完成したのは実は初なのです…。
ナースレオナ~水着レオナはイベント前日の土曜に宿で仕上げたりしてました。。
ジョージは目的のクオリティに達さなかったため展示販売はとりやめましたが、デジタル原型は時間の把握がしやすいと感じました。
まだまだ改善点・勉強不足もありますのでしっかりがんばっていこうとおもいます!
まずはジョージを完成させるところからやっていきますので、応援よろしくお願いしますm(__)m
長い記事でしたが、ご覧いただきましてありがとうございました!